恋愛に関する学術書を紹介しつつ恋愛依存について独特な解説をします。
参考記事。
恋愛依存症について解説されています。
恋愛依存症について知りたい方は読んでみてください。
最近は、若者の恋愛離れが叫ばれてるけど、
恋愛ばっかりやってる人もいるわけです。
いわゆる恋愛依存症にかかった人たちは、自分のことだけど、見えないものを手探りで探すように解決が難しいこともあると思うんです。
そもそも恋愛依存症って病気(疾患)は無いんですが、恋愛って人間の大切なイベントの一つであると同時に、それだけ負担も大きくなってしまったりします。
楽しい恋愛はしたほうがいいけど、死にたくなるまでの恋愛だと大変です。
若者の死因の一位は自殺ですが、経済難からの生活苦によるものと同じく、失恋による自殺もあります。
経済の発展に伴って孤立化が進んでいると言われている先進国、そして田舎よりも都会で失恋による自殺する割合が多い気がするんですけど、どうなんでしょう。
その中には、恋愛依存症の人もいるのではないかなと思われます。
個人的には、友達関係を経ない恋愛をすると依存症になったり自殺したりする人の割合が多少なりとも高まりやすくなるのかなと思います。
恋愛は、友達関係を経るのが一般的です。
友達の輪は広く、そしてカップルができると何かあれば周りにも相談しやすいという理由もあるので、本人たち的にも負担を分散できるんです。
特に恋愛は楽しいんですけどナイーブな心のやり取りが要求される面もあるので、周りに理解者がいっぱいいるほうがいいです。
恋愛依存症になったり失恋で死んでしまう場合には、多分ですけど周りに心理的な負担を分散できていなかったんだなと思います。
友達の輪の中で恋愛して死ぬことはあんまりないかなと思います。
心理学の領域でも、友人同士の関係を経てカップルになるのがごく自然な流れだという知見が山ほどあります。
ここで一つ、参考程度に書籍を紹介させていただきます。
恋ごころの科学(松井 豊, 1993, サイエンス社)には、恋愛関係になる過程が心理学的な視点で説明されています。
その中で、二人の関係性が変わるにつれて行動面でどのような変化があるのか、つまり恋愛行動に関する模式図が載っています。
模式図では、友達としてのコミュニケーションから始まり、恋愛関係など次第に深い関係に進展していく二人の関係性が行動パターンで表されています。
一応、心理学の学術書(入門書)ですので、統計データと少し堅苦しい文章だけで書かれてて読みにくいかもしれないですけど、気になった方は購入して読んでみてください。
さて、文明の発展の功罪ってのは、必要な部分以外は要らないと見なす考え方にあります。
ネットが発達した情報化の時代、あまりに世の中の流れが早くなったために、人類も最低限必要なものだけ扱うようになりました。
人々の暮らしも大家族から核家族化して久しいですけど、これも社会全体が必要最低限度の家族単位で暮らしたほうが効率がいいと考えてるんです。
もっと詳しく言うと、
地球に資源が豊富にあることにかまけて、ものを作る技術が進化すると、効率的かつ大量に物を生産できる力を人類は手に入れました。
ものを大量に作れるのはいいんですけど、時には余ることもある。
何人もの構成員で成っている大家族単位で一個のものを買うとします。
なのにものだけがいっぱい生み出されると余ることになります。
核家族化は、社会が欧米かしてるからだと言われてますけど、
例えば、
お家を売るのもそうです。
つまり不動産ですね。
戸建て住宅にしても、あれは一家族分の大きさで設計されてますが、今の時代人家族といえば4〜5人ほど。
お父さんお母さん子供二人が今の日本のスタンダードです。
〇世帯住宅ってありますけど、なかなか大変ですね。
人類の行き着く先は大量生産大量消費です。
悪意ある言い方してるみたいですけど、大量生産大量消費社会は当り前に行き着く先だと思います。
家族という括りで境界を引いて、更に細分化した結果が核家族化。
細分化された人たちに同じく細分化されたお家や物を売る。
そして作るを繰り返します。
集団から個へって感じです。
今の時代は一昔前の戦争時代の教訓からなのか、脱集団化の流れがあり、その過程で個別化が強調されてきました。
逆張り的な発想ですが、自然な流れだと思います。
その中で、出会い系サイトとか、今ではマッチングアプリもありますが、
個人と個人が出会えるような仕組みになってます。
お互いの友達関係は別々にあるってパターンも少なからずあるかと思います。
恋愛関係に限らず、性ってのは、個の最たるもので、
性でさえも経済生産のシステムの中に組み込むあたりがとても凄いですけど、
これが文明化の功罪になってるのも確かなのかなと思います。
物理学的には、"1/fのゆらぎ"とかってのも言われてますが、狭間に迷い込んでしまったら最後、蟻地獄のように抜け出すのが難しくなりがちです。
マッチングアプリや失恋ではそこにかまけてるんですかね。
グレーは美味しいところですからね。
僕自身もマッチングアプリの広告貼らせていただいている身なので、マッチングアプリについて悪く言うつもりはあんまりないんですけど、
感情のやり取りを行う恋愛関係はやっぱり注意しないといけないかなと思います。
マッチングアプリするなら、せめてその他のプライベート、つまり趣味や交友関係や家族関係、その他の関係、
そして仕事もやってる方がいいかなと思います。
生きがいを恋愛に見出しつつ息抜き、ガス抜きの部分を作る。
これがとっても楽しい恋愛をする上で大切になってくるのかなと思います。
だからマッチングアプリを使うことは全然悪いことではないんです。
恋愛に限らないですけど、依存症は自分ではあんまり自覚がないし、本人も苦しいけど抜け出し方がわかったところで実践するのも毎日が苦しいってこともあるかもしれません。
そういうのは、科学的に説明されてたりするんですが、僕もあんまり専門的なことがわからず勉強中です。
とにかく恋愛する上で最もいいのは、友達関係を経ること。
出会いがないならマッチングアプリを使う。だけどそれ以外にも息抜きの手段は確保しといてねってこと。
恋愛で死ぬまで最悪な目に合わないようにしたいですね。
恋愛は本来楽しいものなんですから。